昔のある失敗談、その2

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「昔の失敗談、その2 不動産編」

あれは確か私が不動産業界に足を踏み入れてから

2・3年めのころだったと記憶しています。

 

あるお客様が来店され、買い替えしたいとの相談がありました。

購入を先にしたいとのことで、資金計画内容からそれが可能なお客様でした。

当時は現在のようにネットで不動産を探すことはできませんでした。

不動産会社に出向いて、担当の営業から物件を紹介してもらうという

アナログな営業手法でした。

 

当時は住宅情報誌やアットホームの図面、レインズの物件情報から

目を皿のようにして、お客様に適した物件を探していました。

 

そんな時、ある物件が目にとまりました。

南道路約6m道路で日当たり良好で、割安な築10年ぐらいの中古戸建てでした。

早速、お客様にご紹介したところ、「ぜひ、見たい。」と

なり、案内させて頂きました。

案内時、この物件の室内には引っ越し前のためか荷物が

そこかしこにあり、段ボールの山でした。

これが、その後の災いのもとでした。

 

日当たりもよく、道路幅も6mと申し分ありませんでした。

案の定、気にいっていただき、契約の運びとなりました。

そして、約1ヶ月後に引き渡しとなり、その後買主様は

引っ越しされたのです。

 

ある日、買主様から電話があり、呼び出されたのです。

その家に到着すると、静かに怒りをこらえながら

買主様にいわれたのです。

「建物が傾いている。」と・・・

 

まだ、荷物をほどいていない建物の中をあちこちと歩きました。

そして階段をのぼると少し自身の体がよろける感じがしました。

建物の傾斜を見抜けなかった自分の未熟さを、買主様に

平身低頭おわびしました。

 

不動産のことで、夢を見たのは数えるほどですが

このこともそのひとつであるのは、言うまでもありません。

県庁の宅地課にまで呼び出しされ、事情聴取されたのでした。

 

その後、売り主様、売り主担当の不動産会社に連絡をし

毎週末に数度の交渉を重ね、補修のための和解金を

買主様に支払うことになりました。

仲介手数料もすべて返金したのでした。

私は結局、ただ働きとなったのです。

 

このことが、以後の私の不動産業における

慎重さにつながっていると思います。

地盤の悪いと思う場所の取引にはより慎重に

ならなければなりません。

 

しかしながら、それは価格に反映されており

取引は通常どおり、行われるのです。

周知のうえで、取引しているのであれば問題はないと思います。

 

一般のお客様が知識や経験が少ないことを知りながら

問題がありそうな物件を、契約優先で話を進めるのは

問題です。

一生に一度か二度あるかどうかの高価な買い物です。

不動産会社の利益優先であっては断じて、いけないのです。

 

良い点も悪い点もすべて開示して判断してもらうべきだと

私は考えていますし、今後もその気持ちは変わりません。

そんな不動産屋ですが、よろしければぜひお声がけ下さい。

 

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