いよいよ、その５となりました。
前回の記事は、こちら 実家、相続、空家の問題！！その４
長編シリーズみたいな感じになってきました。
もう少しお付き合い下さい。
実家の問題も「売らない」という場合です。まず、「住む」という選択があります。
たとえば、実家に同居していた場合はまさに「売らない」という選択になるかと思います。
ただし、相続人が複数人いる場合は争続になる可能性もあります。その場合、お金で解決することもあります。実家を相続する人が他の相続人に金銭を支払うことです。多額になる場合は非常に難しいと思われます。また、持ち家がない場合は実家に住むということもありえますが、通勤可能な立地かどうかという問題もあります。
次に「家を貸す」という選択もあります。
この場合は、立地や物件の状態によって収支は大きく変わってきます。
売却の場合同様、賃貸の場合も成否を決める大きな要素は立地です。郊外であっても、駅徒歩１０分以内であれば、少なからず需要はあります。
ただし、賃貸に出す場合、貸せる状態にリフォームしなければなりません。そうでなければ、借り手がつきません。家賃等の収入よりも支出が多くなれば本末転倒です。
また、所有している場合の固定資産税・都市計画税や不動産会社に対する管理委託費なども馬鹿になりません。貸し出した場合の試算をすることをおすすめします。
最後に、しばらく様子を見たいという場合「維持管理」するという選択です。
空家となった実家をなかなか手放せない人や、いずれ売却や賃貸を考えているが、しばらくは空家のままという人も少なくないでしょう。しかし、空家の維持管理を怠るわけにはいきません。放置すれば住宅はすぐ傷み、近隣に迷惑を掛けたり、状態がひどくなれば「特定空家」に認定されかねません。
放置した場合に起こり得る問題としては、例えば、１か月も換気しないと湿気で建物が傷みます。また、白アリや害虫の温床になります。また、落ち葉が雨どいに詰まって水漏れをおこしたりします。
そして、ツタが生えて壁に穴をあけ、さらにほかの植物が生えたりします。こうした手入れを頻繁に行うのは容易ではありません。こういった場合に対処する代行業者もあります。
空家の換気や雨漏り、外周の破損の有無などの管理について月額３０００円～５０００円ほどで代行しているところもあります。実家が遠方の場合は、活用されたらいかがでしょうか？当社も今後は検討していきたいと考えています。
今後も有益な情報をお届けいたしますよう努めていきたいと思います。
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売却・購入どちらも経験豊富なおじさん（私です）が対応させていただきます。
